サイ子の変身姿をご覧ください。
女子プロファンというワケではないのですが・・・
サイ子、このように変身しました。
以後、この系統(女子プロレス)で行きますので、よろしく。
なんでバニー、やめたんだよ
という質問に答えさせてもらいます。
その前に、創作裏話というか、ちょっとさかのぼって語らせてもらいましょう。
このバニーというキャラクター、実はLINEスタンプ作りの際に生まれたもので、結局それは、埋もれに埋もれまくって、まるで売れず、バニーの他にも2つスタンプを作りましたが、やっぱり売れず、癪 に障 るので全部LINEから削除してやった、という経緯を持つんです(スタンプの管理画面から抹消した、というのか)。
埋もれさせないように、私なりに頑張ったのでしたが、もともとそういう作業が不得手なものですから、まったくそこからの収入はなく、1年くらい放置した挙句、LINEスタンプ作りから完全に撤退したのでした。
そもそも私、LINEをやらず(日本に住む姉からアプリを入れるよう強く要請されたので、入れはしたものの、やっぱりほぼ使わず)・・・その姉からLINEスタンプを作って売るようこれも強く勧められ、そのおかげでやり始めたんです。はっきり言ってしぶしぶ、でした。
というのも、スタンプ作りのためにはペンタブやらを使えるようになった方がいい、という情報を得、そうなると、一からハイテク機器笑を使いこなせるようにならなければいけないので、それがちょっとめんどくさかったのです。(何しろ、私の専門は油絵という、ガチガチにアナログな分野ですから、デジタル系統のものを少し疎んじる傾向にあり)
しぶしぶとは言うものの、やると決めたからには前向きに、腹を括 って頑張りましたよ。
残念ながらLINEスタンプでは惨敗しましたけれども、そうしたハイテク笑ツールでマンガを描けるまでになりましたから、結果オーライ(これも懐かしい言い回し)で、そういう意味ではお姉さんありがとう、という感じです。
何事も、やってみるものですね。
そう、LINEのそのキャラクターは「おばさんバニー」とかいうものでした。
私としてはかなり気に入っていたので、ブログでマンガを、と決めた時にはすぐさま「バニー」が浮かんできました。私の分身としては打ってつけのキャラクターかと。
それなのに何故、束の間のバニー姿、になってしまったのか・・・
そこには、現在の私の立場的な問題が絡んでおりまして、…などと言うとちょっと大ごとに聞こえますね。
全然そういうワケじゃないんですけど。
有体に言います!
私、そしてダンナやその家族もみなクリスチャンでして、ダンナの方は生まれた時からその環境で育ちましたから、私以上に筋金入りということになります。
ですがダンナは、コチコチの堅物野郎 というワケではございません。が私同様、根はマジメです。
そこで今回、バニーのキャラクターをブログに採用することを告げ、実際に描き上げたマンガ(「修行三昧」)を見せましたら、「バニーというキャラはいかがなものか」という疑問を投げつけられまして・・・(更にいくつか、私としては寝耳に水のような頓珍漢 な質問をぶつけられ)。
バニーというキャラに関するツッコミは、実は想定内でしたから、さほどの衝撃は受けませんでした。が、せっかく描き上げたものを、すべてやり直すのはイヤですし、まず、本当にバニーというキャラではダメなのか、その点で引っ掛かりを覚えましたので、そっからダンナと話し合いが始まりました。
ダンナの思うところ:
バニーはそもそも、PLAYBOY誌由来のプレイボーイクラブでお給仕をするバニーガールから来たもの。そう、本来は大変セクシー、セックスシンボルそのもの、という存在です。そしてその私のブログが行く行くは英語に訳されアメリカ人にも読まれるようになった際(予定ではそうなる)、私たちの通う教会のメンバー達も、私のブログの存在を知り、またそこでのアバターが「バニーガール姿」であることを小耳にはさんだ場合、それを快く思わないメンバー(特に年配の方々)も居るのでは?とダンナはその点を懸念するのでした。
もちろん私は言ってやりました。
バニーガールが本来はセクシーなものであることは百も承知、ですが、あの通り私のバニーは色気のかけらもないヒステリーババアですよ? オッパイの谷間もないですし、いわゆるプレイメイト然としたエロエロなボディーでも何でもない、太り気味のおばさん、ですよ? カワイイもんでしょう。何の害もありません
これに対し、ダンナは
そう、その通り。
キミのマンガのバニーは確かにエロさのかけらもないキャラクターで、それ自体は全く無害だと思う。だから、もし教会のメンバーが実際に君のマンガを見てみたら、きっと僕ら同様にノープロブレムと感じる筈。
ただ、キミがバニーガールのマンガを描いてる、とざっくりそんなふうに噂だけが飛び交ったりした場合、やっぱり誤解されちゃうんじゃないだろうか。
実際に見てみればその誤解は解ける、とはいえ、ネットはほとんどやらないメンバー(やはり主に高齢の方々)も居たりするワケだから、そうなると誤解されたままで過ごされてしまう、そういう可能性も大いにあるよ
と言うのでした。
こうしたことを高圧的に、また断定的に言われたら、反発したくなりますが、私のそんな性情を慮 りつつ、慎重に穏やかにそう語られたものですから、そのせいで大ゲンカ、ということにはならず、また私もそうした誤解は避けたいという思いは大いにあるので、どうすべきか、迷い始めたんですね。
本当に、バニーのままで良いのか、と。
ちょっと考えさせられましたね。
そもそも私は従順な人間とは言い難く、また自分が正しいと思ったことは貫かずにはいられない、一徹 さんなのです。
幸いこの場合、ダンナの口にした事柄に何ら反論すべき点は見当たらなかったので、後はただ、バニーとのお別れを決断し、そうして、それに代わる更にパンチの効いたコスチュームを考え出さねばならず・・・
一瞬、ウワアァアァァーッ!となりそうになりました。が、ありがたいことにほんの数分程で、解決してしまいました。
「女子プロだな」という事で。
(頭に浮かんできたのはナチョ・リブレ的な状態)
これですべて、丸く収まりました。
私としては、大変気に入っております。
ところで、ダンナから投げかけられた頓珍漢な質問(マンガ・修行三昧に対する)、これもちょっとお話しますね・・・
こう尋ねられたのです。
バニーの衣装が1コマ毎に違うのは、全部日にちが変わってるってこと?
どうして一回一回着替えるの?
リンゴを頭に載せてるこのロボット、これはウィリアムテルと関係あるの?
ならどうして、ロボットなの? どうして、それがここに在るの?
とか(まるで、どうして坊や)、私としては、「そこですか? そこ、聞きますか?!」と逆に聞いてやりたいくらい夢想だにしない、驚きの質問をぶつけられたのです。
ご覧になられた貴方も、ダンナと同様の疑問を抱かれたのでしたら、申し訳ありません!
そのように読み手の頭を混乱させるつもりは、毛頭 ありませんでした。
むしろ私は、大サービスのつもりで、また遊び心から、1コマ毎に衣装を変えてみせたのです(その方がカワイイし、オシャレだし、楽しかろう、と)。
第一このマンガは劇画ではない、のはもちろんの事、ストーリーマンガ、というのでしょうか、それに対する定義がよく分かりませんが、ドラマ仕立てのストーリー重視マンガのようなものでもありません。
なので、「ここからここまでのコマは昨日のこと、そしてここからは4日前の出来事が描かれている」のように、読み手が時間の流れ具合を察せられるように表さねばならない、というワケではないので、・・・むしろギャグマンガ、と言いますか、ナンセンス満載の不条理マンガ的なものをお手本として、そちらへ近づけたく思い描いておりましたことから、まさか、そういうまともな質問をぶつけられようとは、思ってもみなかったのです。
結果として私は、
そういうとこ、深く考えちゃダメ。
実際的に見てつじつまが合わない、とか―—そういうマンガじゃないんです。ブタとかロボットとか、唐突にどんどん出てきますよ。
それにいちいち反応されてはねえ…
と、内心では、野暮なこと聞くんじゃない、と思いつつ、説明にもならない説明をしてあげたのでした。
日本のそういった漫画に馴染みのないダンナなので、仕様がありません。
と言いつつ、受けた感想や批評には、ついまじめに耳を傾けてしまう私なので、
やっぱり、1コマ毎に衣装を変えるのはマズいのか? 見る者を混乱させるのか…?
などと反省し、・・・それでも、2作目の「格上げ」でもこの通りしつこくコマ毎に衣装を変え(なんといっても、女子プロ・コスチューム初披露の巻ですからね)、そして3作目の「美魔女と呼ばないで」でようやく、後半近くで必要に駆られ、同じ衣装で通すべきところはそのように描いてみました。それ以降に作られたマンガは、思い切りその点が考慮された仕上がりとなっております。
なんといってもビギナーですので、しっかり頑張りたいと思います。
またマンガ内で表された事柄には多少の脚色、または盛ってる部分も少なからずございます。(名前もすべて仮名)(私の実際の体型よりも、サイ子はずっとふくよか等々)
しかし、それぞれのテーマについて語る上で、肝心かと思われる点に関しては事実に即して表さなければ意味がないので、そこはできる限り正確にお伝えできるよう心がけたいと思います。
あともう一つだけ。
サイ子の目の色、なんでコロコロ変わるんだよ? いちいちカラコン入れ替えてんのか?
と、気になられた方、いらっしゃるかもしれませんね。
(因みに、ダンナからのこれに対するツッコミはありませんでした)
何故そのようなことになってしまったのか・・・これもまた、深い意味はございません。が、お話ししましょう。
最初は、瞼 にアイシャドーのつもりで色をのせておりましたが、そのうちに、開いた眼の中にも色を入れるようになってしまい、それが殊の外 いい感じに思われましたことから、以後 その調子で描かせてもらっている、そういう次第でございます。
なので、「あれは目の色のつもりか?」「カラコンか?」などなどと言った疑問は、どうぞ、封じてくださいね♥
その辺はサラッと、お流しください。
以上!